オープンカフェ、ホームセンター、道の駅などで利用していますが
殆どの場所では数年で姿を消していきます。
利用者らの多くは、
「ベタベタする」
「ムシムシして余計暑い」
「打ち水は足元が濡れる」
「ドライミストの噴射口に髪が当たって濡れた」
など、不満が多いです。
経営者らは
「ドライミストはランニングコストが凄く高い」
「毎年設置と撤去が大変」
「打ち水をする早朝の時間は店にいない」
などのドライミストや打ち水はとても不評です。
ドライミストの問題点
広い範囲を冷やす事が出来るのか?
外だと冷却された空気は下に下がるため横広がりなるので効果が無い。
風があると空気は常に撹拌されているため、空気冷却の効果は殆どなくドライミストの噴射口から数メートル離れると気温は下がらない。
湿度が上がり、体感温度と汗の気化を阻害する。
広い範囲だと水道代が高くつく
打ち水の問題点
焼けたアスファルトやコンクリートに水をかけると
コンクリートやアスファルトの熱が空気に移り暑くなる(サウナと同じ)
湿気て温まった空気が上昇してくるので、不快感だけ上がる
一度に大量の水を流す事は出来ないので手間がとてもかかる
なぜ滝の周りや山は涼しいのか?
滝や川は冷たい水を運んできてるので涼しくなります。
また、近くに熱源が無いので暑くなりにくいのです。
山でも標高が低い禿げ山は熱いです。
運動場が涼しくないのと同じです。
アスファルトに比べると、土はほんの少しだけ涼しいですが、
蓄熱が違うためです。
白い土は光を反射しやすいので温まりにくく輻射熱もやや少ない傾向にあるためです。
もし、打ち水で空気を冷やすなら高頻度で蓄熱体に水をかければなりません。
つまり水の量、人員確保など現実的に不可能に近いと言う事になります。
広範囲の屋外を冷やすのは不可能?
散水などによる冷却効果は、
①水と蓄熱物の熱交換
②気化熱(蒸発熱)による冷却
主にこの二点です
①の熱交換するなら、長時間大量の水を蓄熱物に与える必要があり大雨などでなければ殆ど効果がありません。
②の気化熱ですが、ミストの表面積と条件が合えば1~2℃程度冷やす事が出来ます。
ただ、広い範囲を冷やすのならドライミスト大きな配管設備が必要なのと、水、電気を確保しなければなりません。
冷たい井戸水を使えば、もっと冷やす事は可能でしょうが
たった数メートルを1~2度冷やすのに膨大なコストがかかります。
打ち水の蒸発熱で冷やす日中は殆ど効果がなく、涼しい時に撒くものです。
近年、夜間でも30℃を超えるような状況では期待できる効果はあまりありません。
広い範囲を涼しくするには
太陽の熱を蓄熱させない事が効率が良いです。
太陽光発電でもミラーでも白いシートでも森林でも良いので
コンクリートやアスファルトなどの蓄熱物を遮光し光を空に熱線を帰す事が大事です。
地面や建物を温めない工夫が一番でしょう。
安いシートで良いので
ダイオ化成 高密度防草シート 緑 1mx50m
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