新型コロナの影響で空気清浄機やオゾン発生装置、加湿器（次亜塩素酸水を噴射）がよく売れています。
どれもエンペローブを持つコロナウイルスを不活性にすることは出来ますが
家族感染や密室感染を止める事が出来るのかは別です。
空気清浄機やオゾン発生装置、次亜塩素酸水の問題点と使用範囲などを書こうと思います。
新型コロナだといっても特別なウイルスではない
新型コロナは特別なウイルスだと言う印象がありますが
「ワクチンがない」「治療薬が確定していない」「感染速度が早い」
と言った人に感染したらの問題でウイルスの構造が問題ではありません
新型コロナウイルスはエンペローブという油の膜を持っていて、膜を破られれば不活性になってしまいます。
つまり油を分解する石鹸や洗剤、重曹でも十分に不活性化することが出来ます。
言い方を変えると、今までのコロナウイルスとさほど違いがないとも言えます。
空気清浄機で新型コロナは除去出来るのか？
空気清浄機でコロナウイルスを不活性にする事は可能なようです。
可能と言うと、あたかも部屋全部のウイルスが除去されるイメージを持つかもしれませんが
実際は「空気清浄機の内部、すぐ近くのウイルスが不活性化される」という方が正しいです。
「マイナスイオンでコロナは不活性化されないのか」と言うことではありません。
安定化させたマイナスイオン量は非常に少なく、室内のウイルスを除去するのは難しいということです。
浮遊しているウイルスを空気清浄機が吸う事で、内部もしくは空気清浄機付近まで引き寄せてウイルスを退治する仕組みです。
また、空気清浄機のウイルス除去はマイナスイオンが行っているような感じで書かれてる物が多いですが
先程書いたように濃度も低く、安定時間も短いので、殆どウイルスに効果がないと考えても良いでしょう。
実際はオゾンを発生させてオゾンの酸化能力で分解しているのが正しいです。
「ではオゾンでコロナは分解されないの？」
家庭用の器具はオゾンを発生させる量が決められていて
オゾン濃度は非常に薄く本体内やごく一部だけしか効果がないです。
空気清浄機の疑惑を解説
詳しくは下記URL
http://motosyuuriyadesu.blog.fc2.com/blog-entry-13.html
http://motosyuuriyadesu.blog.fc2.com/blog-entry-12.html
上の解説では、全くといって効果が無いような感じで書かれていますが
家庭用空気清浄機のできる事は
筐体近く（内部）まで空気中浮遊しているウイルスを吸いよせて酸化（不活性）させる事が出来るというものです。
効果が全く無いと言うことではありません。
浮遊しているウイルス（空気感染）をある程度コントロールすることができると思いますが
唾液などの飛沫によっても引き起こされます。
唾液のような水分でシールドされている飛沫を素早く内部まで酸化させる事はできません。
飛沫感染や接触感染を抑えることは全く出来ないということです。
オゾン発生装置の効果は？
前文で
「オゾンにはコロナに有効であるが、家庭用空気清浄機では室内のウイルスを不活性にさせるには不十分な濃度しかない」
と書きましたが
「純粋なオゾン発生装置ならどうか？」ということになります。
これも先程書きましたが、、日本では空気を吸っている所（部屋など）のオゾン濃度が決まられていて部屋中オゾン殺菌させる事はとてもムリです。
オゾンは有効だと実証されたのは、6ppmと言った高濃度オゾンで行われました。
これだけ高濃度だとハッキリ言って毒ガスレベルに達します。
これも全く意味がないものではなく、
感染程度が「非常に軽微に軽減する」といった「低い所のローレベル」のような日本語が怪しい感じになりますが、気休め程度というふうに考えて良いでしょう。
オゾン発生機を販売しているメーカーも
人体に影響を与えない微量のオゾンが出る家庭用のオゾン発生器でウイルスを死滅させることはできません
https://www.ohric.jp/ozone/influenza.htm
と書いています。
新型コロナを防ぐには家庭用機器の空気清浄機、オゾン発生器ではかなり不完全ということです。
加湿器に次亜塩素酸水は効かないの？
「次亜塩素酸水は有効を示していない」と言う人、組織もありますが
効かないのではなく、「有効性の有無を試していない」というのが実情です。
わかりやすく言えば、
有機物で例えればタンパク質A（鶏卵）、B（魚肉）、C（大豆）があり
塩酸に浸すと、ABCはどうなるでしょうか？という事と同じです。
濃塩酸なのか希塩酸なのか、それ以上に薄めたものなのかが大事です。
濃塩酸なら全て溶けてしまいます。
次亜塩素酸水は有効だが、濃度（保管期間含め）が問題になります。
次亜塩素酸水はコロナに対して有効だとしても、それを加湿器に入れるのとは基本的に違ってきます。
加湿器でも加熱するスチームタイプは塩素効力を失うため使えません。
超音波式のみに使用できるということになります。
超音波式加湿器に次亜塩素酸水を入れれば空間ウイルスを駆除できるのか？
できるとも出来ないとも言えません。
オゾンと同じように次亜塩素酸水はコロナに有効であったとしても
濃度や全体に噴霧する事が出来るかどうかが問題になってくるからです。
室内に有効な量の次亜塩素酸水を噴霧するとなると、加湿器本体にもよくありませし
相当な量を噴霧する事になり部屋中ビショビショになってしまいます。
加湿器の利用は現実的にコロナ対策に向かないと言えます。
空気感染や飛沫感染には何を使えば良いのか
空気感染については換気することが大事です。
コロナは屋外で太陽光の紫外線で空気中のオゾンや活性酸素で不活性化していきます。
ウイルスの濃度が低ければ感染しない事もわかっていますから、室内の空気を積極的に排出する事で感染を低減する事が出来ます。
「積極的に排出」が大事です。
窓を空けても風がない時は空気はほとんど移動しません。
換気扇を回したり、サーキュレーターで空気を追い出すなど強制的に空気を動かしてください。
換気扇を回すと冷房が効かない 電気代が高く付く
換気扇ならば熱交換をする空調換気扇がありますが、換気扇が室内の空気を追い出し、外部から空気を入れるため部屋全体の空気を動かすことがありません。
熱交換タイプを使用するなら、サーキュレーターを換気扇部に向けて風を送って部屋の空気を循環してください。
通常の換気扇の場合、部屋のドアを全開にせず、少しだけ開けるようにしてください。
空気の移動量が少なくなり、全開より冷房の効きも良くなります。
可能なら、熱交換できる換気扇に交換する事をおすすめします。
そもそも換気扇が無い場合
窓用換気扇もありますがうるさいですし、冷房
室内に換気扇がない場合キッチンの換気扇をつけて
室内から扇風機やサーキュレーターでキッチン換気扇の方向に風を送るようにします。
電気代節約するには
家の北側の窓を開けるなど極力気温の低い場所の窓を開ける
日向に置いてある室外機にはカバーをしましょう
エアコン 室外機 カバー 直射日光 温度上昇 抑える 猛暑 日よけ 遮熱 節電 省エネ FIN-786
フィルターの掃除も大事です。
くうきれい エアコンファン洗浄剤 (エアコン洗浄剤送風ファン用 養生シート付き)
サーキュレーターや扇風機はDCモータータイプを選ぶ事にしましょう
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扇風機を使って風をコントロールすることで、エアコン設定温度を1〜2度上げることで節電できます。
部屋を締め切った状態にしたい
二酸化塩素を利用した物が発売されています
次亜塩素酸水≒二酸化塩素で
同じものと考えてもさしつかえありません。
エアコンや扇風機に取り付けが出来る二酸化塩素タブレットが発売されています。
除菌エアー プラスⅡ
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空気自体を除菌できるので、空気感染を減らすことに期待が出来ます。
飛沫感染も防げるの？
飛沫感染は防げません。
飛沫感染にはマスクを使うか仕切りを使うことが望ましくなります。
扇風機などで人と人の間に強く風を送り、エアカーテン状にするのも効果があります。
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