ただ、風の音がうるさかったり、電気代も意外とかかります。
涼しく、電気代が安い効率が良い使い方と、音を静かにする方法をご紹介したいと思います。
扇風機がうるさい理由
風切り音
風切り音は複数存在して、一番うるさいのが、羽根(ファン)に風が当たっている音で、その次に、自分の近くの障害物に当たってる音、その次に安全枠です。羽の音を改善するのが一番静かになって良いのですが、
基本設計の問題なので、旧式のプロペラだと絶対的に静かにする事は出来ません。
新型では、プロペラ型にをくっつけたような
高効率ファンを採用した物や、羽根が無いタイプがオススメです。
ただファンの形状だけではなく、モーターの回転速度との兼ね合いがあり
ファン形状だけで静かになる訳ではありません。
モーター音
最近はDC(直流)の物が主流です。家庭のコンセントの交流電源を、直流に変換し直流モーターで稼働させます。
高回転で一定速度を保つのは、交流モーターの方が得意ですが、
低回転で細かく制御するのは直流の方が得意です。
昔は直流モーターにはブラシが付いてうるさかったのですが
現在の直流モーターはブラシレスが採用されており静かになっています。
詳しくは割愛しますが、
交流電気はパルス(周波数”波型”)で100V電源なら
電圧電流が-100~0~100を行き来します。
50Hzなら時間マスの中に50回、60Hzなら時間マスの中に60回になり
固定の回転ならば、
東日本地域は西日本地域に比べて交流モーターの回転が2割少ない事になります。
(ファンの形状で回転が速いからと言ってたくさん風が送られる訳ではありません)
その回転数を制御するのが周波数可変装置(スピードコントローラ・CVVF)です。
回転数を位相制御(パルスを間引いて取得)するだけなので、消費電力は弱でも強でも基本的に同じです。
つまり、設計上ではどの回転数でも消費電力が同じで、
旧式扇風機の羽根は「中」が効率の良いように作っている事が多いと言う事です。
直流電気は(直線型)パルスが無いので電圧変化させます。
モーターなどにかかるトルク(負荷)と電圧のバランスで回転させるのと
低速でもトルクが出せる直流モーターを使う事で低い回転数でも回す事が出来ます。
回転数を大きく変えれると言う事は、羽根の形状も大きく変えないと効率よく風が送れません。
最近売られてるDCモーター・直流の扇風機(低回転で力が出せる)は
モーターが変わったからこそ、ファン形状も変えられるようになりました。
低回転でも大きなフィンや新型ファンが回せ、
低回転~高回転に対応する羽根を使えるので
弱でも強でも静かで効率が良い
たくさん風を送るのを実現できたと言う事です。
扇風機を静かにするには
こまめに掃除をして、ほこりを取り風が当たる場所の遮蔽物を取り除く事です。
それと旧式の交流タイプなら
強は風切り音が大きく風効率が悪いタイプが多いので
「中以上」を使わない事です。
現行モデルのDC直流モーターのタイプなら、
ファン形状が進化してしるのでかなり静かになっています。
DCタイプは物凄く省電力になってるので、
電気料金はかなり安くなります。
従来のACモーターとDCモーターでは30w以上の消費電力が違うので
一日8時間の使用で月に1000円~2500円以上違います。
弱にして、部屋の空気を回すだけなら、1/7程度の電気料金になります。
涼しくならない
クーラーのように空気が冷たくなるわけではないので温かい空気をかき混ぜてる状態です。
体に風が当たると、空気の温度と体温差で体温を奪う、
皮膚の表面の水分が飛ぶ気化熱で涼しくなるという原理です。
体温と気温の差が大きい時は効果がありますが
温かい空気をあてても涼しくありません。
気化熱も湿度が高く、汗がべったり出てる時は、効果が薄く涼しくありません。
涼しくするには、
低い所や日差しが当たらない北東の部屋などから冷たい空気を送る事です。
扇風機の微風をつかって涼しい所から熱く湿度が高い部屋へ空気を送ったり
室内の上部と下部の空気を拡散させることで体感温度と湿度が低くなります。
湿気は一部に溜まると、気化しにくくなり停滞しやすくなるので
湿度を平均化してあげる事によって部屋の湿度のアベレージが下がります。
低く涼しく湿度が低い場所から、長時間空気を対流させてあげる事が重要です。
長時間扇風機を回すのですから、消費電力と騒音の違いは凄く大きいです。
ブランドや見た目の高級感を重視しなければ
2~3万もするような高いタイプは必要じゃないかもしれません。
日立 扇風機 風量4段階 リモコン付き HEF-120R
8000円くらいの機種です!!
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